21世紀の四分の一が経過する時代、生活から切っても切り離せられない、テレビ、スマホ、ゲーム、バーチャルリアリティー(VR)仮想と現実が入り混じる世界。
これらの世界を作り上げたのは、「便利で快適に、簡単に情報を得たい、楽しみを増やしたい」という人間の欲の力です。
10代20代の皆さんは、生まれた時から、テレビ、携帯もスマホもPC、ゲームも存在し、ある事が当たり前でしょうから、そうやってこれらが創り出されたか?などの疑問を持つ人は少ないかもしれません。
その少し前に生まれてきた人たちは、今あるものがまだ無かった時に、「あったらいいな~」を夢見て実現させてきました。
ドラえもんのポケットから出て来たものが、おとぎ話ではなくリアルに使える道具になってきているのです。
スティーブ・ジョブズはiPhoneと言う夢の道具を創ってくれました。

電化製品がまだ無かった時代から、人々はさらなる生活の快適さを求めて、様々な発明をしてきました。便利なものや、より良い情報や生活環境を得る手段や、夢の様なあんな事やこんな事、それは
「無いからこそ」生まれてきた、人間の素晴らしい創造の力です。
素晴らしい創造力は、あらゆるものが手に入る満たされた世界では、チカラを少ししか発揮できないのではないでしょうか?今皆さんが、観て聴いて触れているものの原点を知ることで、今よりも一段と表現できるのではないかと思います。
今では博物館や歴史博物館など、もしくは、アニメ、ゲームの中でしかお目にかかれない、日本の文化や、未発達の文明の利器を今もリアルに体験できるのが、バーチャルリアリティーではなく、日本の伝統舞台芸術の現場です。
そんな素晴らしい日本の文化を再発見して、今よりさらにより良い世界を創りだす仮想現実のヴァーチャルでは味わえない、五感で感じられるリアルな想像現実の舞台藝術とそのお仕事に興味を持っていただければと思い、舞台藝術のお仕事の紹介をしていきたいと思います。
「やりがい事が見つからない」「自分のやりたいことが仕事につながるのか?」「自分の頭の中にある事をみんなに伝えたい!」そんな疑問や願望が解消されると幸いです。

創る人
主に舞台作品の制作を行う人をご紹介いたします。
- 脚本家、作家、座頭(座長)
- 演出家
- 制作
- 美術、舞台装置
- 照明
- 音楽・作曲
- 効果・録音
- 衣裳デザイナー、仕立て
- 振り付け
- 殺陣
舞台に出る人
- 演者
- 俳優・女優
- 弟子
- 黒子
- 付き人
- 音楽・演奏者
- ミュージカルはオーケストラ
- 長唄
- 竹本
- 常磐津
- 清元
- 箏曲
- 鳴り物
- 下座音楽(黒御簾)
- 擬音(お弟子さん裏方)
裏方スタッフ
- 狂言作者・狂言方
- 舞台監督
- 衣裳
- かつら・床山
- 大道具
- 小道具
- 特殊効果
- 音響
- 照明
- 附打
- 頭取(制作事務)
- 口番さん
- 楽屋さん
劇場運営
- 宣伝
- 営業
- チケット販売
- 客席係
そのほか
売店
食堂
お掃除
設備
警備

こちらの職業のなかから、自分がやりたい事、やりたかったこと、興味を持つ氣持が生まれると幸いです。
次回から、舞台俳優から見た目線で、一つ一つお仕事を詳しくご紹介していきます。
そのうち、専門の方のお話も聞けるかもしれません。お楽しみに!
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